■再生可能エネルギー電力(再エネ電力)について

近年採用が加速する「再生エネルギー比率の高い電力」の導入は世界的な潮流であるSDGsに合致した取り組みです。
温対法の結果、各電力会社の実排出係数・調整後排出係数が官報で公示されるようになり、それを基にCO2排出量ランキングが作られています。各社のCO2排出係数を確認し、環境負荷の少ない電力会社を選択することができます。
また電力会社の一部は、
発電時にCO2を排出しない再生可能エネルギー電源(保有する水力発電などの再エネ電源)に由来するCO2フリー付加価値付きメニュー
があり、導入することで2007年(平成10年法律第117号)改正「地球温暖化対策の推進に関する法律」(温対法)の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」において、CO2排出係数をゼロとしてCO2排出量を算定できます。

「CO2排出量ゼロ」の電力会社・メニューには大きく分けて二種類あります。
①再生可能エネルギー100%

②各種証明書を購入して実質排出ゼロを達成

①は表記そのままの意味です。
②について 日本にはグリーン電力証書、J-クレジット、非化石証書と呼ばれる仕組みで、CO2排出量を実質ゼロとみなしているプランがあります。

実際には火力発電などで生産している電気でも、電力会社が上記のような証明書を有料で購入して添付することで、CO2排出量ゼロ」とすることが公的に認められています。証明書購入費用が再エネ普及に使われるからです。
また日本全体で遍く徴収されている「再生可能エネルギー発電賦課金(再エネ賦課金)」を使って高く買い取られた電気を「FIT電気」と呼び、これも制度上CO2排出量ゼロとは扱われませんが、上記の各種証明書を電力小売会社が別途購入することでCO2排出ゼロとすることができます。
CO2排出量削減は大変価値のあるものですが、再エネ電力の課題は『価格の高さ』です。

■環境イニシアティブ(RE100)とは

温暖化対策の国際ルール「パリ協定」の取組みを背景にCO2排出削減の機運は高まる一方ですが、任意参画型の環境イニシアティブが特に社会的な認知を高めており、併せてSDGsの推進や環境活動を積極的に行おうとする企業も増加傾向にあります。
電力会社の選択に関連があるイニシアティブとして、大企業向けでは「RE100」や「SBT」、中小企業向けでは「RE100P」「自然エネルギー100%プラットフォーム」や「エコアクション21」などがあります。

RE100とは
「Renewable Energy 100%」の略称で、2050年までに事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際的イニシアチブを指し、環境省も推奨しています。
日本でも50社以上の有名大手企業が参画を宣言しており、CO2排出削減の取組みや排出量ゼロへのロードマップを公表しています。
なお定義される「再生可能エネルギー」は、水力・太陽光・風力、地熱・バイオマスで、原子力発電は含まれません。

このような国際的な取組みへの参画は大きな意義があり、市民(消費者)への印象を良くするとともに投資家(株価)への【ESG投資】対策や優秀な人材の採用などにも好影響があり、事業存続の意味でも大変重要です。
ただしこのコミットメントは、サプライチェーンも巻き込んだ全グループとしての長期的な取組みが必要で負荷も大きいため、その前段階として

「再生可能エネルギーを主とする電力小売事業者との契約や、非化石証明書付きの電力購入、事業所内での太陽光パネルなど自家発電装置の設置をおこなう」

ことなどが最初のアクションとして注目されています。

 

RE100適合電力とは
RE100適合の電力メニューはCO2排出係数がゼロであり、さらに国際的な取り組みに合致した特別な電力メニューを指します。再エネ賦課金に頼らない「非FIT発電所」の電気は100%再生可能エネルギーの電気として認められるため「RE100」基準の電力供給です。付加価値が高い分、現状は通常のメニューよりも割高です。

RE100適合の電力メニュー

RE100に適合した電力メニューサンプル

 

■RE100電力のリバースオークション

前出の通り再生可能エネルギー電力の契約についての課題は「契約料金の高さ」です。
いかにCO2排出が抑えられても、現在の電力料金よりもコスト高になってしまうのであれば、再エネ電力導入に踏み切れないのもうなずけます。

当社はRE100適合の電力メニューもリバースオークションによりコスト適正化をいたしますので、そのような懸念はもはや不要です。お客様は

電力使用に関して「CO2排出係数を抑えながら、電力コストも削減する」という両立が見込めます。

 

これにより企業様のCo2排出量の削減と間接経費である電力コストの削減(=純益の増加)が達成でき、それをSDGs活動報告書、CSR報告書などにも明記することができます。

社会の大半を占める中小企業の皆様にもご活用いただけるメニューです。使用電力金額の下限は特にありませんので、お気軽にお問合せください。

チラシは以下よりダウンロードください(裏面は上下水道使用量とCO2排出量を削減できる節水システムです)。

コスト削減チラシ_A4両面_(再エネSDGs)210913

 

■RE100電力のリバースオークションサポート体制

リバースオークションといえど、通常の電力メニューと比べると現状はまだ再エネ電力のコストは高いことが予想されます。
そのため弊社ではそれを補完するためのメニューをご用意しています。

・補助金の導入サポート
・太陽光発電パネル+補助金、助成金をセットにした導入支援
・電子ブレーカー[低圧]の導入(~15%削減)
・空調コスト専用削減アイテムの導入(~20%削減)
・節水システムの導入(5~30%削減)

*空調コスト削減アイテムはカーボンオフセット取引合格品。CO2排出量の削減報告とクレジット化が可能です。
*節水システムは環境省エコマーク取得、水道代削減とCO2排出量削減効果があります。グリーン電力ネットワーク、エコアクションポイント会員です。

*( )は想定削減率です。
メニューの一部はこちら

 

ご要望に応じて上記メニューなどを組合せ、よりコストを削減しつつ環境配慮型経営を進めるサポートをさせていただきます。
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