「毎日使えて、万一も使える」災害対応機の開発
いま盛んに報道されている最大の懸念事項である、近年中に高確率で起こるとされる大災害に備え、『いのちをつなぐ』災害対応機を開発しました。
平時の使用において、日産２５０Lの純水生成能力を持ち、災害時にも１００～１５０L／日の純水生成が可能です。
一般家庭や少人数の事務所などに適しています。
普段はシンクの下に設置して、毎日たっぷりと純水を使っていただきながら、万一の際にはシンクの下から取り出して使うことができます。もちろん持ち出しも可能。
「毎日いつも使えて、停電・断水が同時に起こっても使えます。」
大災害の時は、まず命を守ることが最優先ですが、その後どう過ごせるかが次に大切。
生き延びるためには水が不可欠です。
阪神淡路大震災では、神戸市の水道復旧には９１日もの日数がかかりました。
電気でさえ６日間かかっています。
もし天候の厳しい真夏だったら、飲み水なしでは厳しいといわざるを得ません。また、万一危険物質の水中混入があれば、もはや飲み水にはできません。
そういった意味で屋外でも使えるRO浄水器があれば、飲み水の絶対的な安心を得ることができます。
今までにも、「災害時のみ」使えるRO機種は何機種かありましたし、「やろうと思えば」災害にもつかえる機種もありました。
しかし本機種のように『平時も緊急時も両方使えることを前提に作られたRO機種』は今までにありませんでした。
私たちはそのために課題である水のフロー制御を改良し、電源のある・なしという状況でも電磁弁が閉じないようにする、ワンタッチ式の『災害スイッチ』機構を作りました。
（現在特許申請準備中です）
災害時の使い方 〜ハイブリット機の災害時の使い方について〜
災害時にはシンク下から取出します。
水道の分岐バルブを必ず閉じてください。シンク下の圧力タンクは使用しません。
断水＆停電しているとき
※見えやすくするため外装を外しています。
１）図のように、付属のチューブを本体と接続します。
２）付属の空圧タンクにお風呂の残り湯や雨水などを入れます。
３）空圧タンクを閉め、約30回ポンピングし、その後バルブを開放します。
４）純水が自動的に生成されます。
※ポンピングはそれほど力はいりません。また30回ほどで5Lの原水全てが使われますので、お子様や女性、ご高齢の方でも問題ありません。
※原水の状況によりますが、1～2L程度の純水が生成できます。
断水中・停電してないとき
災害時も電気の復旧は最も早いと予想されます。
その場合は『災害スイッチをON』にして、本体の電動ポンプを稼動させれば自動的に純水を生成します。
＜災害スイッチ＞
『災害スイッチ』は通常OFFになっています。
断水中で通電している際、本体の電動ポンプを稼動させる時にスイッチをONにします。
空圧タンクは使用しません。
※停電中で断水していない際は【断水＆停電しているとき】と同じ、もしくは水道分岐からチューブを本体の「原水」に繋いで使用してください。
■大型機種
ソーラー発電機を用いて、大容量（４ｔ/日）の純水を生産できる最新型の機種もあります。
「PVROS」
たった一枚の太陽光パネル（２００WP相当）の電力で稼働するタイプ。
天気の良い時は太陽光で発電し、曇天・雨天の際は蓄電池で稼働可能。
連続１４時間の稼働を実現しています。
生産能力は２L／分。プールや雨水などから１時間で５００mlペットボトル２４０本分を生産するパワーです。
■ガソリンエンジン式RO災害機
災害対策時の専用機として、ガソリンエンジン式のRO機もあります。
平時は倉庫などに格納しておき、有事に使用します。より多くの方々に安全・安心なお水を供給することができるため、大企業・自治体・学校・工場・大型SCなどに適しています。
造水量 4t/日以(25℃)以上
造水水質 除去率95%以上(放射性物質除去可能)
連続運転可能時間 7時間以上
前処理フィルター 10“セディメントフィルタ(10μ)×２
一次プレフィルター20“PPセディメントフィルター(5μ)
二次プレフイルター20“セルロースカーボンフィルター
メンブレン ＴＦＣ4.0”x21”
発電機 ガソリン駆動 2.3KW
発電機コンセント：15A×2個 20A×1個
ガソリンタンク 容量９リットル
圧力ゲージ ４個（源水圧、プレフィルター後圧力、オペレーティング、RO水出力圧）
サイズ 高さ90 幅45 奥行き103(cm)
重量 85kg
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